保育園栄養士 松永様

 

今のお仕事について教えてください。

練馬区立豊玉第三保育園で栄養士として働いています。仕事としては栄養士を生かした献立作り、 毎月父母の方々に配布する「栄養だより」、保育園内に貼るお知らせや食べ方について書いた紙の作成などがありますが、 栄養士業務に限らず臨機応変に園長先生、副園長先生、保育士さん、看護婦さん、調理師さんと一緒に協力し合いながら様々な仕事をしています。 栄養士になろうと思った最初のきっかけは食べること、料理を作ることが好きだったからでした。 最初は栄養士は病院に勤めるのが当然だと思っていたので(当時、携帯もなくインターネットもあまり普及していない時代だったため) 学校で情報を得ながら電話だけで一生懸命就活をしていました。その後就職する病院が決まり、病院で責任のある業務を引き受けるうちにやりがいは感じていたものの病院のスケジュールのハードさから「もしこのまま家庭を持つことになったら両立する自信はない」と感じ、区報で見つけた保育園の求人報告を見て応募したのが今の仕事に至るまでの経緯です。

学生時代にやっていて今生かされていることはなんですか?

学生時代は学校側から病院のバイトなども紹介してもらっていたのでそのバイトもしていたし、 二年制の学校なので学校も朝から晩までしっかり通っていたのでとても忙しい日々を過ごしていました。しかしだから遊ばないというわけでもなくたまには友達とご飯に行ったりもしていたので友達との交流や勉強に忙しくも充実した学生時代を楽しんでいました。バイトは病院以外もやっていたのですが、バイトをする上でやはりコミュニケーション能力も身に着けていくことができましたし、いろんな方と接する機会を持つことができ、年配の方々との付き合いも学べたのでそういう「人との付き合い」というものに関してバイトで得たことは十分に今生かされていると思います。あまり学生時代にやっておけばよかったと思うことはありませんが、社会に出てからは長期の休暇をとることがなかなかできないのでもっと旅行などに行きたかったな、とは思います。

今の仕事の楽しいこと、やりがい、大変な事はなんですか?

やはり頑張って考えた献立を子供が喜んでくれたり、ご飯をおいしそうに食べてくれる子供達を見ているとやりがいを感じますね。 自分も好きなことで、他の人も笑顔にできるというのは素晴らしいことだと思います。また子供の成長を身近で見ることができるのも大きなやりがいの一つです。アレルギーの子供達の配慮や、父母の方々との接し方など大変なことは沢山ありますが、どんな問題が起こったとしても保育園にいる職員の中でしっかりと連携がとれていますし、お互いにお互いの専門的な能力を信頼できていますので協力し合いながら問題を解決していく事ができています。そしてそれらの問題をチームワークによって乗り越える事ができた時、それによってまたさらにやりがいが生まれてきますね。

これから挑戦したい事はありますか?

私はこの仕事について長いのである程度の媒体はできていますがそれもそろそろ新しく変えていきたいなと思っています。また色々な場で「パワーポイント」などを使う場面も多く出てきているのでそのようなパソコンのスキルも身に着けていきたいなと思っています。また栄養士の自分が不健康ではどうしようもないのでスポーツなどにも力を入れ健康づくりにも勢を上げていきたいなと思っています。

最後に栄養士を目指す学生達にメッセージを下さい。

楽しんで仕事ができるというのが一番だと思うので自分の好きなことを職にできるように頑張ってください。また字の綺麗さ、コミュニケーション能力なども社会では必須になってきますのでそのようなものも今から学んでおいたほうが良いと思います。また時々自分のある特定の食物に対するアレルギーを知らないまま職に就き、しばらくして気づいて自主退職せざるを得なかったという方も実際にいましたので、 自分の「食物アレルギー」については今から知っておくようにしたほうが良いでしょう。 心配ばかりする必要はありませんから気に病まずに精一杯前向きに頑張ってくださいね。

~インタビューを終えて~

インタビューの前に保育園の中も詳しくご案内してくださいましたが、保育園の中には園児達の食事に対する配慮が沢山ありました。 食べる姿勢やお箸、スプーンの持ち方をはじめ、テーブルといすの感覚、 食事のバランスの良い食べ方にいたるまでしっかり保育園で働く方々が教えているので園児たちは楽しんでそれを実行していました。また園児達は一人ひとり嗜好や持つ食物アレルギーが違うのでそれに対する配慮がくまなくされていました。 配膳の時に間違ったところに行かないようにするための色分け、季節に対応した献立、食べられるグラム数、 食べたときの様子までしっかりと記録された表、いすの背もたれの調節や、 食物アレルギーを持った子の情報を顔写真つきで調理室に貼るなど信じられないくらい細かな配慮がされていました。しかしだからこそ園児達は常に笑顔でいることができ、御父母の方々も安心して子供を預けられるのだと思います。 園児達の笑顔からここで働く方々の努力が表われているようでした。 一生懸命に、そして楽しんで仕事をし、それが自分のためだけではなく誰かの為になっているという素晴らしい好循環をここで見て、感じることができました。 自分も松永さんを見習い頑張ってやりがいのある仕事につきそれで誰かを笑顔にしていきたいなと思います。